その前に。
ドラマーです。
名人です。
久しぶりにね。飲んだんです。
のりちゃんはアマチュア時代からの友人。
お互いプロを目指して、色々頑張って来た仲間です。
実際には彼が先にプロデビューして。
これがね当時の僕にはかなりのショックだった。
勿論、仲間がプロになる!しかもスクエアと言うバンドに加入。
そりゃあ、おめでとう!!だよね。
でも自分はまだアマチュア。
はたして自分はプロになれるのか?
そんな思いでね、なんとも複雑な思いだったなあ。
良かったなあ!と言う思いと。
悔しいという気持ちと。
まあ、その2年後くらいに僕も上京して。
今田勝さんのnowwinというバンドに参加させてもらえるようになって。
一応プロに。
しかしね。
レベルがアマチュアのままで。
その事は自分が一番解っているわけで。
その後
時間は経って。
のりちゃんはジャズ、フュージョン界ではどんどん有名になっていって。
僕は今田さんのバンドを1年で辞めて。
ポップスの世界へ。
で。
なかなか二人は一緒にプレイする事がなかったんだけど。
数年前に平原綾香さんのツアーで久しぶりの共演!
あのね。嬉しかったんだよね。
ミュージシャン同士である前に、幼なじみだからね。
共にプロになりたいって頑張ってたものどうし。
そんなティーンの頃を知り合ってる二人。
そして、遂に!共演出来る事になって。
なんとも言えない嬉しさで。
ある時、終演後の楽屋でのりちゃんのお母さんにお会い出来た時も。
あ母さんが『古川君!』って。
その呼ばれ方があの頃のままで。
なんかね涙でそうでね。
本当にやっと二人、共演できたねって。
そんな喜びで。いっぱいだったな。
でもツアー中はそんな事も、凄くプライベート事だから。
クールに仕事して!みたいな。
でもね二人だけで話したい事は山のようにあって。
で、先日。
本当にあのころのまま。
ふたりで語り合って。
本当に久しぶりの。
あのころのまま。
ああ、もう49になるんだけど。
『何も見えない明日に向かって
走る僕らがいたね。』
てオフコースの唄があるけれど。
全くその通りの二人だったなあ。
そんな。
同窓会のような。
愛おしい日々に乾杯した。
日でした。